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スイッチのいろいろ体のどこかを使って装置のスイッチを押すことが出来ます。
 私は双子で、妹も特別支援学校の教員をしています。妹は、ずいぶん早い時期から、体のどこか動く場所を探して、そこでスイッチを押すことで、おもちゃを動かしたり、音楽をならしたり、あるいは、気持ちを伝える機械を使えないかなあと考えて、そのお子さんにあうスイッチをつくることを一生懸命してきました。
 宮ぷーが倒れてからも、宮ぷーが体のどこかを動かして、気持ちをつたえらえるようにとたくさんのスイッチを作ってくれていました。
作ってはためし、作ってはためしということを本当に何度も繰り返してしてくれていて、使えたものも、使えないものもありますが、本当にいろんなスイッチを作ってくれました。
棒スイッチ

レッツ・チャット宮ぷーは足のそばに置いて練習しました。残念ながら足のそばに置いた写真がありませんが、棒スイッチという名前です。倒すことでスイッチが入ります。足が咳をしたときなどに、急に当たったりしても安全なように、スチロールの筒で包んであります。

頭のスイッチ1

伝の心フロッピーディスクのケースの中に小さなスイッチを入れて作ってくれました。ずれないように、滑り止めをつけてあります。宮ぷーはこれを一番よく使っています。 頭をぎゅっぎゅと倒すことで、スイッチを入れています。スイッチが入ったことが意識しやすいように、携帯のブルブルの振動のボタンも入れてくれました。

頭のスイッチ2(ベルトのスイッチ)

オペレートナビフロッピーディスクだと、頭の近くに置いたときに、置き方によって、スイッチが入らなかったり、長押しになって、ブザーが鳴り続けてしまう(長押しすることで、緊急のブザーがなるようにつくられているのです)ので、それを解消したくて、作ってくれたベルトにスイッチがついたものです。けれど、宮ぷーはフロッピーディスクのスイッチが気に入って、そちらばかり使っています。

手のスイッチ

レッツ・チャット頭のスイッチではパソコンの画面を見ながら操作することができません。スイッチを入れるたびに横を向いてしまうので、画面から視線がはずれてしまうのです。なんとか手でスイッチを操作してほしいのですが、握力もなくて、スイッチを握っていることができません。それで、軍手や釣り用の手袋に縫いつけたり、マジックテープで取り付けたりして、手のスイッチを使っています。
宮ぷーはスイッチを押そうとすると、親指が人差し指の付け根あたりに来てしまって、スイッチが押せないことがわかりました。それを防ぐために、指の近くに小さな壁?を作ったりして工夫しました。
他にも手のスイッチはいっぱいつくってくれました。ナースコールも手袋に縫いつけて使っていました。これは握って押すタイプで、握る場所にスイッチがついています。スポンジの中の芯には、つかなくなったマジックが入っています。それから、フルーツガムの容器は、リレーというものです。スイッチを直接つけるより、ワンクッションあることで、 意思伝達装置など、高価な機械に負担をかけずにすむということでした。

レッツ・チャットナースコール。親指をよくみていただくと、透明な壁がついています。これがないと、親指が人差し指の向こう側へ行ってしまうのです。 このころはなぜか、宮ぷーはチョコレートを持って眠っていました。左手はほとんど動かせなかったのですが、左手にチョコレートを持ちたいと言っていたころです。今はそんなことはなくなりました。
 こんなふうに、本当はスイッチはその人にあわせて、作れると一番いいと思います。妹も宮ぷーの回復の状態などにあわせてスイッチを作ってくれました。
 宮ぷーは幸運なことに私の妹(いっこちゃんと呼んでます)がそばにいてくれました。でも、ほとんどの方の周りにはいっこちゃんやいっこちゃんのようにスイッチを作れる人はいないと思います。
 市販のスイッチを買うことはできますし、買うととても高価なので、スイッチ自体は、はんだごてが使えたり、少しの知識があれば作れることができるので、作ってみるのもいいと思います。

脳波スイッチMCTOS:株式会社テクノスジャパン製品のHPはこちら

マクトス人の身体には生体信号 があり、脳波(EEG)・眼電信号(EOG)・筋電信号(EMG)がよく知られています。
MCTOSは、これらの信号を利用して電子機器を操作する高機能バイオスイッチです。発売以来、高い評価を受け、世界中で多くの人が使用されています。手足や全身の筋肉が動かず、まばたきすらできなくなった人が、家族とのコミュニケーションを復活させた事例がテレビ等で報道され、人々の感動を呼びました。(HPより)

スイッチを販売しておられます。
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