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松山のおばあちゃん

 松山へ出かけたときに、中学校での講演会でおばあちゃんがサイン会のときに声をかけてくださったのです。

「22年前に主人が倒れて、奇跡を起こそう奇跡を起こそうと思いながら、今も主人はお話しできないままで」

って。そしてレッツチャットのことを知りたいと言ってくださったのです。ご主人は、ところが体で動くところがたくさんありました。奥さんもご主人もおそらく、お話しができなかったら、書くしか方法がないと思われていたのかなあと思うのですが、ときどき書いてみても、字を書くということでは思いを伝えることが難しくて、あきらめておられたようなのです。

 でも、それくらい手が動くのです。それで、レッツチャットでなくて、トーキングエイドというもので、気持ちを伝えることができることがわかったのです。

 トーキングエイドは、レッツチャットみたいにすごく丈夫で簡単に使うことができるものです。レッツチャットと違うのは、キーボードみたいに手で入力して、それが画面に現れて、読み上げてくれるというものです。だから、あかさたな・・というふうに自分の思いのところまで待つ必要がありません。あいうえお表から、その文字を選んで指で打つのです。

 手が震えたりしても間違えないような工夫もされています。だから、もし、障害が軽ければ、レッツチャットよりトーキングエイドの方が、簡単に思いが伝えられると思います。

 そのトーキングエイドがご主人は使えることがわかったのです。練習のときに、奥様の名前を入れてみられたのだそうです。そして、思いが伝えられるようになったとのこと。うれしい!!すごくすごくうれしいです。

 それから、テレビのリモコンも、使いやすくする方法をお伝えすることができたのだそうです。

 お話しを聞いてこんなにうれしいのに、でも、なんだか悔しくなります。だって、もっともっと早く、おばあちゃんとおじいちゃんが、その方法を知っておられたらなあって(だってトーキングエイドはもう30年も前からあるんです)思ってしまうから。でも、違いますよね。それはもっと早くわかっていたらよかったけど、でも、この後でなくて、今わかったことはすごくよかったから。そして、私はおばあちゃんとおじいちゃんの笑顔に元気をいただいて、やっぱりもっともっと多くの方が気持ちを伝え会えたらなあとがんばろうと思えるよ。みんな思いを持っていてそれを伝えたいと思っているはず。だから、誰もが気持ちをつたえあえるように、みなさんのお力を借りながら、一緒にがんばろうと思えるよ。

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